不登校分類2

<質問>
子どものクラスは学級崩壊状態です。子どもはそれを見るのが嫌で学校に行かなくなって2ヶ月になります。私は2週間に1度、子どもの中学校に行きプリント類をもらってくるのですが、学校に行く事を子どもに話したり、もらってきたプリントを子どもに渡してもいいでしょうか?

<回答>

生徒指導の教師から辛い対応を受けて、その教師を避けるためにお子さんが学校に行かなくなった不登校不登校分類2としてお話ししてみます。不登校分類2では、学校内に恐怖刺激(辛い教師)があるけれど、学校に反応をして子どもを辛くするトラウマ=fecorがありません。不登校の形としては、不登校分類3と大きな違いはありません。

不登校分類2だと言うことを前提にしても、以前学校で辛かった、今でも学校であったことが辛いとしたら、学校の話を持ち出すことで、学校に行きなさいと言う圧力になります。お母様にその気が無くても、お子さんは学校で辛かったことの再経験になります。それにより、不登校分類2から不登校分類3になりかねません。お子さんが求めて居るのならその要求に応えるのは良いですが、お子さんが求めないのに学校を持ち出すのは先回り、お子さんを苦しめる可能性があります。あくまでも可能性です。

お子さんが本当に元気なら、お子さんの方から学校を求める様になります、勉強を求める様になりますから、それまで待たれた方が得だと思います。絶対と言う事ではありません。お子さんの心の状態によって異なってきます。それを一番見分けられる立場にいらっしゃるのはお母様です。

不登校分類2では、お母様がお子さんを信頼して、お母様から学校をお子さんに持ち出さないで待っていらっしゃると、お子さんの方で学校内の問題を解決して、自分から学校に戻るようになります。勉強は学校を意識させますからお母様の方から勉強をさせない方が良いです。自分から始める勉強に関しては、勉強をしたいという心のエネルギーが大きいと推測されますから、勉強で学校を意識しても大きな問題を生じないようです。

不登校分類3だったとしても、事件が起きてから学校を休めるようになるまでの時間が短いですから、その分fecorの強さは弱いと思われます。fecorが弱ければ登校刺激がないだけである時間が経つとfecorが消失します。早く不登校問題を解決できます。但し、不登校分類2と異なって、お子さんが自分から勉強をしたいと言っても、自分から勉強を初めても、母親として子どもに勉強をさせない方が解決が早くなります。それでも勉強をするのなら、勉強からの逃げ道があると言うことですから、後追いで良いと思います。